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アンカー 1
Cacti
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2023年11月1日(水)~11月10日(金)

11月って、関係が脈を早める。

男と女の物語って、その始まりとはどこかに艶っぽさが感じられ、流れるように時間が動き始めると聞きました。何気ない会話にも無理のない誘い水が撒かれ、それを受け取るように会話の隙間を水が浸透していく。大人の休日の一コマです。

>> PM 7 : 00    ゲストルーム <<

文化って、艶っぽさから生まれるらしい。

1947年1月生まれの方を知っています。その翌年48年には11月3日が「文化の日」と決められたようです。その日は全国の美術館や博物館が入場無料で利用できるんですって。そのせいでかは定かではありませんが、その47年生まれのお方と昼間は美術館に行き、今ここにいます。「ちょっと艶っぽい絵を描かせてくれないかな~」のリクエストがあり「私、艶っぽくなるには、少々のお酒が必要ですが・・・」と答えたのが夏の熱い盛り。少し火照ってきましたので、足を投げ出したくなりました。さて、どんな絵になり、私が立ちのぼるのか・・・。

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2023年11月11日(土)~11月20日(月)

冬隣、あの方の歌が染みてくる。

街中では七五三のお参り姿もチラホラと見かける様になりました。秋の終わりに近づく11月。和名は霜月。霜が降り始める頃との意味があるようです。落葉時雨は木の葉が舞い落ちる光景。秋振舞、山装う、手紙を書きたくなりました。気分は小春日和です。

>> PM 9 : 00    ラウンジ <<

万年筆のインクの染み。予期せぬ話が湧き上がる。

❝ 胸中にある言の葉を一つ一つ集めて発酵させ、実直な姿勢で発話する。と、ある方が」書いていらしたのをメモしています。そうですネ、あまりにも最近の人々はコトバをバトミントンのラケットで打ち返すのが、イケてると勘違いしているのか、その上、大袈裟な相槌をお打ちになる。たまにはインクの染みにコトバを載せてみるのもいいのでは・・・?何も、拝啓、前略から始める必要もなく、コトバの合間にポンチ絵が加えられるのも、大人の愛嬌というものかもしれません。

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2023年11月21日(火)~11月30日(木)

夕焼けは、紅葉が空に語りかけているから?

11月に見られる代表的な流星群に「しし座流星群」があります。空気が澄んでくると、見上げる星も輝きを増しているようです。紅葉も落葉へと刻を移しています。さて、心はどう動いているのかと覗いてみるのも乙な季節です。

>> PM11 : 00    ゲストルーム <<

ガラクタには濃い時間が詰まっている。

❝ 先日、ある方から眼鏡が返ってきた。「机を整理していたら出てきたのよ」って。その瞬間、当時の出来事が蘇ってきた。こんな昔の小物から、時間は瞬時に湧き上がってくる。今、自宅の机の中に一本の葉巻がある。一本はあの時、あのホテルで燻らせた。残りの一本は、かれこれ20年近く袖机の片隅に転がっている。「お土産ね」と、二本の葉巻。賞味するには古すぎるが、どうも捨てられない。あの時の関係を時々思い返すのも、悪くないと思っているから。なぜ関係は途絶えたのだろうか・・・。

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2023年11月のとあるある日

11月の微熱のある風景【秘密】

男と女の関係において、蜜の味やちょっとした刺激が欲しい時に用いられるのが、「秘密をもつ」という行為。いわば、精神安定剤であったり、興奮剤にもなったり。

>> 11月のとあるある日 <<

【 秘密 】 他人に知られない様にすること。隠して人に見せたり教えたりしないこと。

❝ とあるバーで教わった一言。「秘密を持つって、男と女の人の関係では礼儀なのです。無垢な関係から始まったのなら別だけど、傷を舐め合っての関係なのだから・・・。傷口を今更拡げることもないでしょうから・・・」。と、グラス越しに微笑された。

男の秘密は、「な~んだ、そうなんだ・・・」と終わることが多い。

女の秘密は、「えっ?」と始まり、次のシーンが回転し始める

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