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アンカー 1
Cacti
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2021年4/1(木)〜4/10(土)

スタートダッシュでいきましょう。

4月と言えば、「キミは今、視つめられている」という言葉が似合う月は、ないのではないのでしょうか。新学年、新社会人と胸ふくらむ年が始まりました。ホテルでも新しい期待に夢ふくらませるイベントが用意され、まさに、輝きの舞台の幕が上がったばかりの華やかさです。そこのアナタ、視つめられてますよ!

>> AM 10 : 00 ゲストルーム <<

桜のとらえ方にも、生き方が見える。

桜の時季になると、どうゆう訳か血が騒いでな・・と、私の姉と親しい関係を持たれていたお方。「夜桜の下を、好きなオンナと歩いていると、又来年も散る桜の下を歩きたいものだなと、これからの一年間、つらいことも苦しいことも踏みしめて歩いていく気になるんだよ」と、お酒の席で語ってくださったあの方。「あれから数えて15年、今年も又、桜のホテルへやって来ました」と、昔を振りかえられ、凛とした花吹雪の中。

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2021年4/11(日)〜4/20(火)

シースルーな季節が、たなびいている。

4月のこの時季は、視界に映るすべてが、淡いピンクから、桃色までのベールがかぶったような季節がやってきます。3月3日は桃の節句、5月5日は端午の節句、ならば4月はジェンダーな月ネと、冗談も聞こえてきそうですが、淡いピンクの中に、輝く白さが一段ときれいに映えるホテルです。

>> PM3 : 00   テラス <<

はじける泡に、心がひらく。

一杯のグラスの中に、100万粒の宝石と、あるシャンパンの謳い文句にあったけど、この季節になると、逆光気味の湖畔のホテルに出かけたくなるんだよ・・と、私を誘ったあの方。湖面がキラキラ輝いているホテルのテラスで春の遊戯を楽しんでいます。はじける泡を視つめながら、さて今年、二人の抱負を語ってみようかと、遊び心いっぱいの乾杯の音頭。時間の経つのも忘れそう。今日、帰りたくなくなりました。

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2021年4/21(水)〜4/30(木)

散る桜を、止めてみたくなる夜。

ある方から聞いた話なのですが、新緑が風にそよぐこの時期、1日に1㎝の割合で、葉は伸びていくようです。その中でも特に桜の新緑は、定点観測をしていても、異様な伸び方をするようです。腑に落ちるところがありますね。あの桜の咲き方、そして散り際の潔さ。刀剣を欲しくなりました。

>> AM 10 : 00 ゲストルーム <<

時は移っても、心のトゲは抜けない。

❝ 5月5日の子供の日のころ、葉桜が葉脈を透き通らせ、キレイなんだよな〜と、あの方の口グセでした。桜が散り、1ヶ月がたとうとする頃、やっと、血の騒ぎが収まってくるとも、おっしゃってました。薫風の中、私の前を横切って、理由もなく立ち去っていったあの方、おそらく又、どこかで血の臭いを嗅いでのことなのでしょう。そして私は、葉脈ごしに、あなたの面影を追い、いつもこの時期、このホテルにやってくる。

( 注: 顔を出さないでくださいとの依頼により、目隠しをほどこしました)

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