
2025年4月1日(火)~4月10日(木)
おもかげとうつろい。先人の遺産。
「桜前線とともに北上します」と、みごと任務をまっとうされた先輩から、北国での第二のスタートを知らせるハガキをいただいた。その時から、桜はどーもな~の心境が焼きついた。が、このところ散り際のせつなさには脱帽しかないことも覚えた。
>> PM2 : 00 ガーデンテラス <<
美しさも度をこすと罪。
❝「たまには真っ昼間、ビールでも・・」「ガーデンテラスの桜の木の下で・・」と待ち合わせを。サングラスの濃度の薄いものを9本、その時の気分にあわせて選んでいる。( 他に4本は濃度があり6月からは・・と待機させている )。案の上、桜の散り際は見事だった。これに接するだけでも日本に生まれてきてよかったナ~と思えるのではなかろうか。しかし、視界に入ってきた映像は私の想像の域を超えていた。編集加工された1シーンを観ているようだった。あまりにもその横顔が眩しくて、濃度のあるグラスを選んでくれば・・と、悔やまれた。❞

2025年4月11日(金)~4月20日(日)
1+1=2ではない季節。
既存のものを組み合わせることで新しいと思えるものを発見しているのが、人間ではなかろうかナ~と。空気がゆるみはじめたこの時季、ジョージ秋山さんの「浮浪雲のダンナ」のように生きてるだろうか?と、振りかえったりする。
>> PM3 : 00 ゲストルーム <<
「使う」はマナーが大切ですが・・。
❝急いでいるから飛行機を使う、沿線の風景を楽しみたいから新幹線を使う。寒いから純毛のマフラーを使う、風を感じたいからシルクのスカーフを使う。と、行為の源は自分であることを意識していたい。連泊の二日目の午 後ほど心がふくらむときはない。一人は近くの美術館にフラリと立ち寄りたくなり、もう一人は持参した絵本のページをめくりたくなりして・・。ホテルを自由気ままに使えるようになってこそ、ホテルと訪問者との会話が成り立ちはじめるのではなかろうか。ホテルを上手に使うことで、自分の満足度も違ってくる。❞

2025年4月21日(月)~4月30日(水)
今日、南からの風を感じた。
季節のせいか、思わぬことに出くわします。コートで包み隠していたイタズラ心も自由奔放に目を覚ますようです。ウソのような出来事にぶつかったりするのも、コチラが分け隔てなくヒトと接しているからかもしれません。もうすぐGW、コチラにもドキッとすることが起こらないかナ~と妄想中です。
>> PM 3 : 00 ゲストルーム <<
イタズラ心にもセンスが欲しい。
❝「お世話になっている先輩が還暦なの。ビデオメッセージを送りたいので手伝ってくれない・・」「春らしく照明は、とびっきり明るくキレイにワタシを撮って・・」と頼まれた。60秒くらいでまとめたいらしい。ひとまわり上のなかなかシブイ、イケてる先輩なの・・ともおっしゃった。ムービーがまわり始めて30秒は、まったく静止画を見ているようだった。後半で左手が動きはじめ、こんなポーズに。「変に、オチツカナイデネ・・〇〇ちゃん」と、セリフが入った。こんな洒落た後輩を持つ、その先輩がうらやましくなった。白日夢のようだった。❞

2025年4月のとあるある日
4月の微熱のある風景【 比べる 】
納得したり満足感を得たい時には「比べる」ってことはしない方が良いのでは・・。なぜなら、対象物が同じ時間や状況にないのですから、そもそも、その行為は何も生み出しませんから。
>> 4月のとあるある日 <<
【 比べる 】二つ以上のものについて、同じ所や違った点、
まさり劣りを調べる。
❝女の方によく見られる光景だが、目の前の対象以外の方を思い浮かべていらっしゃるのだろうか。視線を斜め下に泳がされ、時々、斜め上に移動される。対象物は目の前なのに心はここにあらず、はいかがなものであろうかと、そんなロビーでのひとコマ。
男の比べるは、物量の多さや、重きを計るときに用いられる。その結果で飛び跳ねて、感情が表れる。
女の比べるは、思いの多さや重さを測るときに用いられる。その結果はうちにこもる納得感でしまいこまれる。❞