2019年 4/29 ( 月 )〜5/5 ( 日 )
夕方の時間は、大人色に変化する。
休暇のとり方では、今年のこの期間は、大型連休ともいえそうだ。ホテルのタイプにもよるが、ファミリー層をあまり、引きうけていない大人のリゾートでは、シックで落ちついた休日の過ごし方を見ることが出来る。
>> PM4 : 00 ゲストルーム <<
5月の光線は、表情の上で乱舞する。
❝ GWのこの季節、交通渋滞もシャクにさわるので、都心からは、そんなに遠くない、海辺のリゾートホテルに彼を誘った。私としてはめずらしく、鮮やかな赤色を口紅に選んだ。つい先週、仕事先へのプレゼンが通ったばっかりの私としては、無意識に気分の高揚感が表情に現われたのか、彼の視線を捉えてはなさない。❞

2019年 5/6 ( 月 )〜5/12 ( 日 )
濃い時間と、やさしい時をお過ごしください。
日本国中、いたる所で人々が、それぞれの休暇を楽しんでいます。そんななかでも、旅行者には好みの場所や時間があり、会話や談笑の輪が広がっています。好みの場所で、好みの時間をもてるほど、充実の休暇といえるようです。
>> PM2 : 00 ガーデンテラス <<
時が止まり、私の時間が始まる。
❝ 旅の楽しみは、仲間とのたわいもない会話や、好きな人との優しい時間もいいが、木漏れ日の午後2時、連泊の余裕なのか、庭園にはり出したテラス席でのティータイムが、私の至福の時となっている。たまに、音までも消えたかと錯覚する時間が生まれ、たった5分間くらいの異空間を私専用のゴールデンタイムと決めている。❞

2019年 5/13 ( 月 )〜5/19 ( 日 )
お客様が主人公。ホテルは脇役。
時間差を上手に利用なさった後半の長期休みも終盤を迎え、ホテルにも、通常の静けさが戻ってきたようです。喜怒哀楽のいろいろなシーンでの人生の舞台として、ホテルは、お客様の好みのスタイルに応えてくれています。
>> PM3 : 00 ゲストルーム <<
ホテルが私を、そそのかす。
❝ 少しの動機と冒険心があると、ホテルライフは面白い。例えば、言葉使いで言えば、世間様の常識から少し、はみ出たコトバをあえて使ってみるとか、あるいは上品に脚を組みながら座るところを、一寸、映画で観たワンシーンを真似てみるとか、ホテルは日常から外れた動きに挑みたい気持を、けしかけてくる何かがある。❞

2019年 5/20 ( 月 )〜5/26 ( 日 )
葉脈が光に透けて、輝いています。
自然界も新緑でおおわれてきました。5月の中盤を過ぎると木々の緑も、最盛期を迎え、風にそよぐ光や色も、輝きの頂点に達しています。ホテルの周りの自然の色も、日一日と、色彩の変化を見せてくれています。
>> AM10 : 00 ゲストルーム <<
一人旅は、考える時間が楽しみ。
❝ 私のお気に入り。新緑のこの時期、これまでをリセットするために一人旅に出ます。お約束は、自分のその時の気になる小物を持っていくこと。今回は、彼がのこしていったオイルライター。あたり一面が新緑に染まる中、炎と軽やかな開閉音で、整理したい時間をふりかえる。私のリセットは、新しく別の私に生まれ変わること。❞

2019年 5/27 ( 月 )〜6/2 ( 日 )
雨は、二人を包むベールかもしれない。
GWの喧騒も過ぎ、陽ざしがギラギラと照りはじめる7月までは、これからの一ヶ月、大人の旅人のために、しっとりとした時間が始まります。ロビーを見わたしても、静かに足音がひびき、流れてくる会話のトーンも、どことなく落ちついています。
>> PM9 : 00 ゲストルーム <<
梅雨入り前のしっとりタイム。
❝ 我がままを最大限に発揮できるから、ルームサービスが好き。普段だと、メインダイニングの後で、軽くバーに立ち寄るスケジュールなんだけど、今夜は、あの映画で観た憧れの女優さんのルームサービスでのシーンを演じてみたくなった。彼との二人だけの時間のせいか、いつもより大胆になっている私が、鏡に映っている。❞