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アンカー 1
Cacti
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2020年 3/2(月)〜3/8(日)

待ちのぞんだ季節が動き始めました。

街では外に出かけた人々の明るい表情が目立つ様になりました。陽気も日一日とゆるやかになり、自然界にも季節が動き始めた様が手に取るように見え始めました。無彩色が勝っていた風景も、淡い薄緑が点々と散らばり始め、春の足音も間もなくです。

>> PM 8 : 00   ヴァンケットルーム <<

季節のせいか、心まで緩んできた感じです。

❝ 期待していたことが、さも偶然に起こった様に見えるために、私たちは嬉しさを一寸隠して、次の表情をつくったりするが、もう少し、感情を表に出してもいいのではなかろうか。私は今日、友達に誘われて、ある集いに顔を出した。少し遅れてきた方に何年ぶりかの再会をした。季節がゆるみ始めたこの時季、私は偶然の優しさに感謝した。

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2020年 3/9(月)〜3/15(日)

すべてのものに潤滑油がまわりきった感じです。

春のこの風が、ヒトの気持を解放してくれるのか、ホテルのロビーやテラスでの人間観察が楽しい時季になりました。おそらく、温度と湿度のバランスがヒトの心を溶いてくれるのでしょうか、縮こまっていたヒトの動きも「おやっ?」という程、新鮮です。

>> PM 4 : 00 ロビー <<

小は大の入口にちがいない。

❝ その人の所作に触れることで、その人のおおよその人物像が浮かびあがるのではないだろうか。特に男性の場合、化粧をして粧うという表現方法が女性にくらべ、少ないために、なにげない所にその人のクセが表れてしまう。指先の微妙な動きにさえも、その人のすべてが凝縮されていると思うと、人間観察は大河ドラマを見るようです。

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2020年 3/16(月)〜3/22(日)

人々が動き、明度や彩度も輝きを増しました。

この季節のホテルでは、年度の締めくくりなのか 、新年度へのウォーミングアップなのかと、様々な動きが交叉するのが 、いつものパターンです。卒業式、送迎会、記念旅行と、それぞれ、味わいの違った催しものがなされるのも3月のホテルならでは風物詩です。

>> PM 2 : 00   ガーデンテラス <<

想定外の出来事が、この季節には似合います。

❝ 落差って言うのでしょうか、裏切るって言うのでしょうか。想像の範疇よりはみ出た部分を見せてくれる彼の行動に、虜になっている私がいます。梅には遅く、桜には早く、でも南風は感じることが出来るかもしれないからと、海の見えるホテルに今、来ています。「新年度が始まる前に、一寸、おまえさんとデートしたくてな・・・」と唐突に。

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2020年 3/23(月)〜3/29(日)

春の扉が開かれました。

南の方から、桜の開花宣言も届き始めました。ホテルの内外では、本格的な春の行事も盛んになり、人々も自然も季節の中で膨らんでいます。新年度を来週から迎える準備で、皆さんの夢や希望も輝いています。春爛漫のホテルでお待ちしております。

>> PM3 : 00    ゲストルーム <<

いつもと違う私が動きだす。

❝ 季節が移りゆく時とか、何か気分が動いた時には、その気持を文字に残してみることをしています。音として話をするのではなく、文字にすることで視覚からもそのことが伝わり、自分の脳内で映像が加工され、想像力が膨らみます。その上、いつもの日常もホテルという場所で、非日常に昇華され、心の中に強く刻み込まれます。

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