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アンカー 1
Cacti
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2020年 5/1(金)〜5/10(日)

5月の葉の美しさは、まるでアートの世界です。

GWを境にして、ホテルでは舞台の演目も変わります。登場人物も足どりが軽くなり、陽ざしの中で、行き交う表情も初夏を迎える準備に忙しくなるようです。南風を感じ始めたホテルでは、新緑の葉脈も、瑞々しいカタチが、はり巡らされています。

>> AM7: 00 ゲストルーム <<

新緑に映える、彼の優しい声。

❝ 夏も近づく八十八夜の頃になると、私の心のメンテナンスが始まる。他人の視線に心の内をさらすことで、自分の修正すべき所も見えてくる。こう見られたい、こう見せたいという純な欲望が、いつの時代も女を輝かせてくれる元になるのかもしれない。そして、一寸、欲を言えば、彼の新緑の下での爽やかなあいさつ、「おっ、一段とキレイだね」が、私を又、別次元のキレイに誘ってくれる。

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2020年 5/11(月)〜5/20(水)

そよぐ風に、心までさらわれる午後のひととき。

GWの喧騒が、一段落を迎える頃、ホテルでは、梅雨入り前の空白期間を迎えます。薫る風だけを、心地よく感じる五月の空は、旅人をスケッチ旅行に誘うようです。自然界からの招待状を受けとった気分に、浸ることが出来るホテルの季節です。

>> PM9 : 00 ゲストルーム <<

私の想像力は、時々、迷路に入り込む。

❝ 自分の生き方や、主義主張を反映するかのように、人それぞれに、好みの花はあるようだ。少しだけ大人びて、それでいながら内面では、繊細なガラスの神経を宿す私は、ケシの花に不思議な愛着を憶えています。不正なとか、アヘンとかの微妙なニュアンスを含むところに、心が揺らぐのでしょうか。私の心がピュアーであればあるほど、毒婦のトゲに、大人の憧れを感じてしまうようです。

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2020年 5/21(木)〜 5/31(日)

私の好みは、自然とたわむれること。

空調の設備がととのい、年中、快適な時間がもてるようになってきたご時世ですが、この時季のホテルは、一年のうちで、自然界の状態とたわむれるには、ベストコンディションの刻かもしれません。風がそよぎ、適度な湿り気も感じられ、時計の秒針もゆっくりと、刻まれます。

>> PM 4: 00 ゲストルーム <<

物語の頁は、めくることにより始まるようです。

❝ 人は、あることとの出逢いの後に、自分の想像の翼をひろげることで、未来を夢見てみたり、過去の想い出の扉を開いてみたりと、心を揺り動かされるのでは、ないのでしょうか。梅雨入り前のこの時季、ホテルでの連泊をすることで、心を俯瞰で眺めてみる私独自の方法を持っています。温度と湿度のバランスが絶妙なこの季節、潤いを届けてくれる自然から届く、宝ものでもあるようです。

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