2019年 3/4 ( 月 )〜3/10 ( 日 )
光の反射も、輝きの中にある。
梅の季節が過ぎ、桜の開花 を待つ時期になると、ホテルでは、春の訪れを感じられるようになります。人々の表情も、どこか輝きを増し、催事も卒業式・謝恩会・送別会・歓迎会と華やいだスケジュールが、春を彩り始めます。
>> PM2 : 00 庭園 <<
季節は、匂いから始まる。
❝ 梅の季節には、このホテルの庭園にやってくる。「梅の花が好きというより、あの枝ぶりと芳香が春の訪れを告げてくれるの・・」と、彼女は言った。桜にくらべ、どことなく、さみしさを宿す梅の花は、少し肌寒い春先の空に楚々とした姿を見せていた。そして今、二人で眺めた梅を元に、家には小さな盆栽が育っている。❞

2019年 3/11( 月)〜3/17 ( 日 )
パステルカラーの季節が始まった。
春霞がたちこめ始めると、日一日と、春の足音が、確実に届いてきます。ホテルのロビーやカフェテラスでも、お客様が奏でる笑顔や聞こえてくる会話にも、春のリズムが感じられるこの頃です。春の本隊は、もうそこまで来ています。
>> PM 4 : 00 ゲストルーム<<
春は、出発するためにある。
❝ 私のこの時期は、4月からの新しい環境を整えるための、心の移転の季節かもしれない。これまでの私を整理し、一歩前進した私になるために、一緒に暮らした彼と一泊の旅に出た。これが私たちの卒業旅行になるはずだ。木瓜の花は、一枚ずつが爪の形に似ているが、その爪に新しいネイルを施して、明日から新しい私が出発する。❞

2019年 3/18 ( 月 )〜3/24 ( 日 )
翔びたつ前のウォーミングアップ。
陽気も、めっぽう春らしくなり、外では桜の開花も、ちらほらと聞こえてきたようです。ホテルでは、最近の傾向なのでしょうか、若い方たちのお仕事に就かれる前の、お仲間との卒業記念パーティーや思い出づくり企画も多く見受けられます。
>> PM8 : 00 ダイニングルーム <<
時間を積み重ねることが、旅の楽しみ。
❝ 私は、ワインを選ぶ時の基準をいくつか持っている。まず第一に、誰と一緒に飲もうとしているのか?そして、私たちはどうなりたいのか?その欲望の末に、どんな時間を共有したいのか?などを自分の中で参考にしながら、選らぶことの過程が大切だ。味というより、その時間を、どう膨らませるかが、楽しみになっている。❞

2019年 3/25 ( 月 ) 〜 3/31( 日 )
さあ、新しい年度が、羽ばたきます。
ホテルでは、旧年度と新年度の間の時にあたりいつもの季節とは一寸、違った空気が感じられる一週間です。メドレーリレーのバトンタッチにも似て、それぞれの走者がバトンを受け、飛び出していくゾーンとも言えそうです。
>> PM11 : 00 ゲストルーム <<
想像することは、心の遊び。
❝ この非日常の 空間に、身をおいた時の私のクセ。抜け出せない迷路に迷い込む。ある時は、仕事のことであったり、又、今日は、二人の関係について迷子になった。日常から、ほんの一瞬、離れることで、自分の中の想像力が膨らむからに他ならない。絡んだ糸も、明日の朝になれば、いつも解けてはいるのですが。❞