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アンカー 1
Cacti
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2023年9月1日(金)~9月10日(日)

残暑とは、夏が未練がましいことですか?

重陽の節句と言われ、来る秋に菊の花をお酒に浮かべ楽しむなんて、なんと素敵な行事なのでしょうか。と、言いながら、まだまだ感覚的には夏が居座っていて、秋というには少しためらわれるこの時季です。中秋の名月って、もう少し、風が渡ってくれないと・・・。

>> AM10 : 00     コーヒーラウンジ <<

晩夏の出逢いは、一瞬で、次の季節へ。

「男は<好きだ>と嘘をつき、女は<嫌い>と嘘をつく」「男は恋して強くなり、女は恋して弱くなる」「男は愛して弱くなり、女は愛して強くなる」って、こんな会話で、つい、時間も自分も忘れ、気がついたら、こんなザマですと、二杯目のコーヒーを注文なさったお方。・・・と反省の表情や仕草を見せてはいらっしゃるが、時々、散見できる瞳の中には、昨夜の機嫌のいい風景が、写っていた。

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2023年9月11日(月)~ 9/20(水)

この夏を振り返ってみる。

十五夜、あんなに月がきれいなのに、何故、日本ではお二人の間に別れ話が、持ち上がるのでしょうか。心理学の先生の説ですが、夏に生まれた関係が、空気が澄み始めたこの時季、視界もひらけ、お二人の距離も程よく見えてくる、動物の習性らしいですね。

>> PM10:00    ゲストルーム <<

関係の見直し、大切ですね。

❝ 恋猫や 19の時と重ねたり 傷の深さは想いの深さ・・・小学生の頃からの幼馴染が、送ってくれた短歌ですが、外では、猫の恋歌も聞こえるようになりました。暑さも凌ぎやすくなったのか窓を少し開け、外気を取り込める季節になったようです。もう少し、二人の関係を詰めておきたいということらしく、旅に出られたお二人。本性は別れ際に現れる。らしいですね。

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2023年9月21日(木)~ 9月30日(土)

空にはうろこ雲を、心には浮浪雲?

衣替えを考える季節になりました。つい一週間前までは、残暑って厳しいねって、根を上げていたはずなのに、今週からは、そろそろオシャレして出逢いを楽しみたいなと思うんですものね。そんな時の最後の仕上げ、お気に入りの香りをお忘れなく。

>> PM9 : 00   バー <<

空気が澄んでくると、視界も変わる。

❝ ディオールの香水で、プアゾンってご存知ですか?なんと言っても<毒>という日本名なんですね。秋の気配が深まってくると、どうしても想い出す方がいます。外見は、一癖も二癖もありそうなのに、関係が少し近くなると、まるで違う素振りをお見せになる。ある時には、禁断の果実からマスカットの一粒へと変身なさる。プアゾンが似合うお方は、相当だなーは、こちらの勝手な妄想でした。

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2023年の9月のとあるある日

9月の微熱のある風景【とろける】

機嫌のいい朝を迎えるためには、とろけるような夜を持てばいい。カチカチと秒針に刺される夜ではなく、針までも、溶けてしまうような夜が望ましい。

>> 9月のとあるある日 <<

【とろける】固体がとろけて、ドロドロになる 。

心のしまりを失い、だらしなくなる。

❝ 立ち居振る舞いも、それはもう、絵の中のお方を見ているような瞬間に限って、ある所作の時、とろけるような表情に出会う時があるようです。これも空気が澄んできた秋こそ、だからなのでしょうね。

男のとろけるは、世間との摩擦を避けたい時に用いられる。

女のとろけるは、心の中の相手との摩擦を捨てたい時に用いられる

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