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アンカー 1
Cacti
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2023年5月1日(月)~5月10日(水)

5ヶ月遅れの新しい扉。

贅沢なほどの南風が感じられる季節が始まりました。この3年間ばかり、閉じ込められていた気分に少しだけ翼を広げてあげて、大人の時間のウォーミングアップが始まりました。目の前の方に届くだけの声で、まずは、どんな 会話の糸口を用意なさいましたでしょうか。

>> PM7 : 00 ゲストルーム <<

薫風。大人の時間が始まります。

桜の美しさを対比の妙、あるいは落差ではなかろうかと、言った方を知っています。漆黒の逞しい幹に薄幸と思える淡いピンクのひとひらが散る。喧騒の連休の一日、古都鎌倉を訪ねました。予定調和のきものをあえて選ばず、素肌に皮の上着を羽織りました。建長寺の庭には、葉桜が新緑を映していたが、それでも夕凪は晩秋と決まっている訳でもなく、二人の間には、無風の刻がやってきた。部屋に運ばれたシャンパングラスからは天使の拍手が湧き上がる。今日の私は、桜に負けない落差を見せつけているマジックアワーの夕凪です。

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2023年5月11日(木)~5月20日(土)

5月の微熱のある風景【比べる】

比較して検討する場合に用いられる行動が主だと思うが、一瞬の戸惑いを打ち消すために比べる行為がとられる時がある。この場合は、すでに優劣はついていて、心の迷いを取り除くための儀式とも言える。

>> 5月のとあるある日 <<

【  比べる  】二つ以上のものについて、同じ点や違った点、まさり劣りを調べる。

なんだか、これまでと違って新しいことを始める時の心の動きは面白い。いつものこの場所は通いなれているはずなのに、ちょっと待てよ・・と、立ち止まったりするのも、もっと濃度のある何かがあるのかも・・と、目の前の方向を見比べたりしませんか。そうですね。もう行き先は決まっているのに、そんな時、それは勢いをつけるための助走かもしれません。

男の比べるは、主に量に対しての動きが目立つ。だから温度が似合う。

女の比べるは、主に質に対しての所作が漂ってくる。だから湿度が似合う。

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2023年5月21日(日)~5月31日(水)

光と風と。あなたがフォーカスされています。

人の心って素敵ですね。停まっていた月日が動いていいよのシグナルを感じ始めた頃から、ホテルのロビーでも、これまでとは違った表情を多く見かけるようになりました。そうですね。やはりヒトって会って話してお互いの空気を確かめ合い、5月の心地よい風の中で、場がふくらんでくるんですね。

>> AM 9 : 00     ゲストルーム <<

視つめられて、もっとキレイが降りてくる。

❝ ふっと、視線を感じる瞬間って、ありませんか?それとも決まって、今日はうまく自分が仕上がったとき、お化粧だってそうですし、クローゼットから選んだ水色のスカーフが決まった後は、もちろんのこと、ましてや仕上げのリップがうまく塗れたとき・・。それって、今の自分に自信がある時らしいですよ。気づかないふりをして、ちょっと遠くを眺めてみたり、バッグから、このところのお気に入りの小道具をつまんでみたり。心理学の先生が言ってましたが、今、あなたが、とっているポーズ「さあ、今日の私を視てみてよ・・」とサインを送っている刻なんですって。

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