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アンカー 1
Cacti
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2019年 12/30(月)〜1/5 (日)

それぞれの旅が、始まります。

年が変わるころになると、ホテルは、一年のうちで最もドラマチックな時間が動き始めます。今年こそは・・・の希望を抱いて、それぞれの新しい年が、スタートします。ホテルのロビーも、華やかさのなかで、輝きを増しています。

>> PM11: 00    ヴァンケット ルーム <<

すべてのことは、出逢いから始まる。

❝ 夢を膨らませたり、思わぬ感情を呼び起こしたりするために、予期せぬ出逢いって、あるのかもしれない。年が変わる時間に、私は、ある方と忘れられない時をすごした。あなたに出逢えたことで、笑顔が増えました。そして、涙もろくなりました。運命というものを信じるようになりました。別れというものが辛いとも分かりました。

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2020年 1/6(月)〜 1/12(日)

その先には、ヒトは何を視ているのだろう。

大晦日から新年にかけ、たった24時間の移動があっただけなのに、ヒトって、面白い生きものですね。今年こそは・・の気持を抱いて、ホテルのロビーでは、それぞれの方向に向けて、夢追い人が翔びたっていく、新しい年の始まりです。

>> PM2 : 00   パウダールーム <<

物語は、明日にでも始まる予感。

❝ その方の心のヴェールを重ねたり、魅力を一枚、羽織る日のことを誕生日というのでは、なかろうか。「私が20歳になった時、祖母から、このガーネットの指輪をもらったの」と、ある方から指輪を見せてもらったことがある。ガーネットは1月の誕生石と言われているらしいが、この週に誕生日がある、その方のためのものかもしれない。

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2020年 1/13(月)〜 1/19(日)

どこを切りとっても絵になるって、大人です。

句読点がきれいに配置されている文章は、美しい気配を感じることができる様に、静かに会話を楽しまれている方々ほど、絵になる風景は、ないのでは、と感じています。そんな大人のお二人に出逢えるのも、ホテルならではの時間でしょうか。

>> PM10 : 00    バー <<

所作が、絵になる人が、たまにいる。

❝ 自分の時間を持っていらっしゃる方には、魅力を感じてしまいます。先程までは、ゆるやかな会話がとどこおることもなく続いていた私たちですが、「少し、時間をくれないかな」と彼は、葉巻に手をのばした。その所作の一挙一動作が、まるで、時間が止まってしまったかの様に、ゆるやかなスローモーションの中の微熱のある風景。

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2020年 1/20(月)〜1/26(日)

ホテルの楽しみ方は、人それぞれ。

批判を承知で、言わせてもらうと、ホテルのロビーほど、他人様を観察するスポットとして、面白い場所はない。一寸、深めのソファーに沈み込み、対象物の観察・考察・推察・洞察を繰りかえす。時々、目の覚めるような歩き方に接すると、目の前が明るくなる。

>> PM9 : 00    ゲストルーム <<

いやらしい脚とは、最上の褒め言葉。

❝ 「脚のきれいなヒトだね〜」と、彼女はよく、他人から褒められる。美脚の基準は、人それぞれに、好みが違うのだろうと思われるが、私の勝手な理論から言うと、・・と、一応、話を組み立ててみようとはするが、いつも、その方程式が完成しない。そして、たどりつく先は、「いやらしいほど、スケベーな脚だなー」が、終着点。

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2020年 1/27(月)〜 2/2(日)

空気が澄んでくると、心までも優しくなる。

勝手な想像ですが、一年のうちで、一番、寒さのきびしい時期になりました。1月末から2月の10日頃までが、その様です。と言うことは、この季節こそ空気が澄み、ヒトの心までも優しく、透明になる時間だと、勝手に思っている厳冬の入口です。

>> PM3 : 00    ガーデンテラス <<

慈しむ心が、美しい。

❝ 「あっ」と、小さな息を漏らし、テラス席の彼女が空を見上げた。乾燥した空には初雪が舞い始めていた。私も本から目を離し、彼女の視線の先には寒雀。ヒトが思わず声を漏らす時には、何か日常のなかに心を乱される要素があると思われるが、彼女の小さなものを慈しむ心は、寒さに耐える二羽に、心を寄せたからにちがいない。

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